フラワーホール

フラワーホールの解説をします。
福岡天神オーダースーツ専門店テーラーグレイスです。

 

フラワーホールとは

フラワーホールとは、ジャケットの左側の襟にあけられているボタン穴のことです。

フラワーホールという呼び名の他に、ブートニエールと呼ぶこともあります。

ブートニエールとはフランス語でボタン穴のことを意味する言葉です。

現代ではこれに挿す花飾りそのものをも意味します。

 

フラワーホールの由来

 

シングルボタンのジャケットは元々は軍服から来ていて、いわゆる学ランのように、襟は折らずに立てて全てのボタンを留めていました。

そこから狩猟用のコートになり、第一ボタンを外して折り返して着用するようになって現在のデザインになったという説や、お洒落な男性が第一ボタンホール(フラワーホール)にお花を挿すファッションが流行ったという説、男性がプロポーズする時にお花を渡して、OKならフラワーホールに挿してもらう、というロマンチックな由来の説などがあります。

 

 

フラワーホールの使い方

 

現在、フラワーホールの使い方として最もポピュラーなのが、社章などのバッジを取り付ける使用方法です。現在は襟に生花を挿す慣習は廃れていますが、花の形をした小さなピンをジャケットに着けて現代型「ブートニエール」として甦っているようです。

生花を飾ることは中々さりげなくとはいきませんが、小さなピンバッジだと気軽にお洒落に使いこなせそうです。

 

今回はフラワーホールの由来と活用法についてお話しさせていただきました。ホールだけが残ったものをおしゃれに活用することで、現在も華やかさを演出するのに使われているんですね。

 

福岡オーダースーツ専門店Tailor Grace(テーラーグレイス)