テーラー&ロッジ(Taylor&Lodge)

テーラー&ロッジのスーツをお考えの方は福岡天神・大名のオーダースーツ専門店テーラーグレイスにお任せください。

 

 

テーラー&ロッジの歴史

 

テーラー&ロッジは1883年、イギリスの毛織物の産地で有名なハダースフィールドに誕生しました。ハダースフィールドはヨークシャー地方に位置します。この地方における繊維産業は、高品質な生地を生み出すことで世界的に有名です。
原料は上質な天然繊維にこだわり、織りでは生産効率でなくクオリティを重視しています。かつてはドブクロスといった旧式の超低速織機で織っていましたが、現在は高速織機を揃えた工場に生まれ変わりました。しかしながら、織り上げるスピードを7割程度にまでおさえ、効率よりも品質にこだわり続けています。
イギリスのヨークシャー地方は湿度の高い気候と、ウールの紡績そしてフィニッシュに特に適した、ペナイン(Pennine)山脈の軟水の恩恵を受けて毛織物産業が発展しました。
工場の近くを流れるその軟水を使い出来上がった生地を洗うことによって、荒くごわついた生地を柔らかく仕上げることができます。
また、仕上げは昔ながらの技法で、光沢の出るペーパープレスをおこなっています。効率が悪く、時間がかかったとしても、仕上がりの違いは一目瞭然です。生地には艶があり、それがテーラー&ロッジ独特の魅力でもあります。
テーラー&ロッジの品質の高い生地は世界中のトップブランドから指名を受けるほどのクオリティーの高い生地として有名です。

 

 

テーラーロッジの生地の特徴

テーラー&ロッジを語る上で欠かせないのが「ラムズゴールデンベール」です。
ラムズゴールデンベールとはバルマー&ラム社に属するジョセフラム社の糸のことで、世界の数ある糸のなかでも最高級のものです。オークションでゴールデンベール賞を授与した原毛を用いているので品質は折り紙付きです。ラムズゴールデンベールはどのブランドでも使えるわけでなく、限られたブランドしか取り扱うことができません。テーラー&ロッジはラムズゴールデンベールの使用が認められた数少ないブランドなのです。

テーラー&ロッジの生地は、ごわつきがなく、ハリを保ちながらもしなやかさや上品な風合いを兼ね備えているのが特徴です。表面は派手過ぎず、上品な光沢感があって手触りも良いので、袖を通すのが楽しみな一着となるでしょう。
仕上げにとにかく手間を掛けていますから、最終的な完成度は他の服地ブランドと一線を画します。
追求しようと思えば生産効率は上げられますが、あえて効率を落として質を高めているのです。

ヨークシャーの織物工場は何世代にも受け継がれてきた歴史と技術に誇りを持っています。ハダースフィールドで創業したテーラー&ロッジはその一員であり、その品質は世界中から認められています。

 

福岡天神オーダースーツ専門店 Tailor Grace(テーラーグレイス)