代表の森田が10代の頃からのスーツ(テーラードウェア)
の世界観や魅力に引き込まれたことから始まります。
ファッショナブルでトレンドを追いかけるスタイルも良い
と思いますが、普通にスーツを着ているだけなのに何故か
雰囲気や品があり、格好良い。特別なことをしている訳で
はないが、本人の魅力が溢れている。
スーツが主役のオシャレさんというより、本人の雰囲気が
あり格好良い。
そこが究極であり、私のスーツに対する【格好良い】の根
本の考えです。
百貨店オーダーサロンでの勤務や、路面店店長などの勤め
の時代から、どうすればより良いスーツが出来るかを模索
していました。
クラシックをベースとした大人向けの本物のオーダースーツ店
を福岡に作りたいという想いからTailor Graceを創業しました。
流行りを追い求め、特殊デザインのカスタマイズや特殊な裏地
やボタンを付け、「世界に一着だけのオンリーワンスーツ」と
いうのも既製品には出来ない、オーダースーツの特徴ではあり
ます。
しかし当店のオーダースーツは特殊な事はおすすめせずに、相
手への敬意やマナーの部分を大切にしています。
当店は本質的な大人の格好良さを提案していて、奇抜なデザイ
ンのオーダースーツではないので、スーツ自体の佇まいや雰囲
気をよりこだわっています。
全国的にはオシャレスーツが流行っていますし、福岡は特にオ
シャレなオーダースーツ店が多いです。
弊店が売れるからという理由でファッショナブルなオーダース
ーツ店を出しても、意味がないと考えます。
トラディショナルであり、スタンダードな格好良さがあるテー
ラーメイド店を出すことに存在意義があると思います。
流行りを追い求めておらず、世の中の流れとは逆行しているので、経営的な観点から見ると非常識なことをしていると思
います。
しかし、スーツを着る本人が本当の意味で格好良くなるように
考えています。
お客様のビジネスでも最大の成果が出るような、大人の背広を
仕立てていきます。
弊店のオーダースーツの考えはただスーツを買うという作業的
なものではなく、服地選びから採寸・会話(雑談も含む)を総
合的に楽しんでいただきたいと思います。ビスポーク(bespea
ke)という言葉があります。この業界でビスポークとはフルオ
ーダーのことを指します。
ビスポークとは「注文の~」という意味で、 ”bespeake”あるい
は”been spoken for”から派生したと言われており、顧客がテー
ラーと「話をしながら」注文を受けていくことからそう呼ばれ
るようになりました。
現時点で弊店はビスポーク(フルオーダー)を実施しておりま
せん。※リーズナブルな価格設定にし、気軽に大人の本物のス
ーツを楽しんでいただきたいので。
モノが溢れている時代で、テクノロジーも進化し、どこでも簡
単に効率よく購入できる時代です。それはオーダースーツも例
外ではありません。弊店はビスポークの【顧客がテーラーと話
をしながら】という部分を大切にしています。お客様とお話を
しながら一緒に良いスーツを創るというテーラーの文化を大事
にし、時代の流れに柔軟に対応しながらも、この根本の部分は
守っていきます。
これからはテクノロジーが進み、時代の流れがより早くなると思います。
オーダースーツも楽に効率よく購入できる時代です。
同時にテーラーの【顧客がテーラーと話をしながら良いものを一緒に創る】という人間味のある、
大切な文化が無くなる可能性があります。
弊店はこのテーラーとしての素晴らしい文化を大切に守りたいと思っております。
そして本物のテーラードウェアの魅力や素晴らしさを多くの方に知っていただきたいと思っております。
特別なデザインにしている訳でもなく、普通なのに何故か雰囲気があり格好良い。
スーツを整えたら何故か仕事の成果が上がった。
(自分自身のモチベーションと相手からの印象が上がる)
本物のテーラードウェアは素晴らしいものですので、皆様のもっと身近で気軽な存在にできればと思っております。
そしてTailor Graceが考える大人の魅力溢れるオーダースーツを
通してお客様に感動を与え、テーラーの業界や文化を守っていき、
繁栄してほしいと思っております。