マーティンソン(Martin Sons&Co.)

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マーティンソンとは

マーティンソンは、イギリス毛織物の中心地と言われるヨークシャー地方ハダースフィールドで1859年に創業したブランドです。
創業から160年以上の歴史を持ち、フレスコ、フランネルなどイギリス特有の重厚感のある生地で知られる老舗の生地ブランドです。
なかでもマーティンソンといえば「フレスコ」というほどマーティンソンのフレスコ生地は有名です。

フレスコとは強撚の平織りの生地のことで、2本の強撚糸を撚り合わせて1本の糸にした「2PLY」、2PLYにさらに1本の強撚糸を加えた「3PLY」の糸で織られた生地です。強撚糸は撚りの強度を高めた素材で、撚りが強いほど強度があり、水分を吸収、乾燥させやすいのです。
ちなみに、「フレスコ」はマーティンソンの商標名であり、日本ではポーラとも言われています。
フレスコ生地は圧倒的なハリコシがあり、ざっくりとした風合い、通気性、耐久性、シワに強いのが特徴です。

 

また、マーティンソンは、秋冬用で使われる生地の「フランネル」でも有名です。フランネルとは、表面が起毛した保温効果のある生地のことです。
マーティンソンのフランネルは肉厚でしっかりとしています。現在の生地の流れとしては、軽量のものが好まれる傾向にありますが、マーティンソンのフランネルは昔ながらの伝統を守り、紡毛糸を使った肉厚の生地を中心に展開しています。

マーティンソンは軽さや柔らかく滑らかな生地を求める人には不向きですが、イギリス生地ならではのしっかりとした生地感、イギリスらしい色柄はスーツ好き、クラシック好きにはたまらない逸品。品格や貫禄、クラシックな雰囲気を求める大人の男性に人気です。

英国らしい落ち着いた色目、艶感。そして形崩れのしにくいしっかりとした生地感。トレンドに左右されず、ベーシックで上質な素材を求めている方にお勧めします。

 

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