ドラゴ(DRAGO)

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ドラゴは、紡績会社を母体にして、1973年イタリア最大の毛織物産地ビエラで、ウンベルト・ドラゴ氏が創業しました。糸の紡績から生地までを一貫してつくる、世界的にも珍しい生地メーカーです。創業100年を超える歴史の長い老舗ブランドも数多くある中で、ドラゴは比較的歴史が新しいブランドです。
ドラゴの最大の特徴は、細番手であるスーパー130’s以上の糸の生産を得意とし、そのシェアはなんと、全世界の約70%を占めています。また、技術的に困難とされていた極細繊維スーパー210’sの生地を開発・生産したことで大きく注目されました。Super210’sは、スーツ用生地としては最も細番手となります。

ドラゴは品質の高い生地を実現するために、糸の細さだけでなく原料にもこだわっています。ウールはオーストラリアのメリノ種という最高級の原毛を使用し、カシミヤは中国産で最も上質と言われる原料の良質な部分のみを使用しています。
ドラゴの生地で仕立てるスーツは、見た目には上質さ、高級感を演出し、原料の良さから着心地が軽く感じられるでしょう。
糸の紡績から生地になるまで全て自社で行っているので品質も安定しています。ドラゴは高級感と機能性を求める人に向いている生地ブランドです。
その品質の高さが認められ、イタリアが生んだ世界最高峰の服地ブランド「エルメネジルド・ゼニア」や、「ロロ・ピアーナ」などの超一流の服地メーカーでドラゴ製の糸が使用されてきました。
また、コンパクトヤーンという毛羽を伏せて滑らかにした糸を、紡績にいち早く採用したことでも有名であり、2001年に糸の納入先だった同じイタリアの生地メーカー「FINTES」ブランドを傘下としています。
昨今はナノテクノロジー分野に注力しており、ウールの質感を変えずに防湿、防シワ、撥水効果を生地に与え、従来の高級ウール素材にありがちな繊細な印象を刷新し、雨が多く多湿な気候の市場においても人気を獲得しています。
色柄ではイタリアらしい発色の良さがあるものから落ち着いた雰囲気のあるものまで豊富にあります。

ドラゴは上質さと機能性、コストパフォーマンスが特徴のイタリアの実力派ブランドです。

 

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