ダブリュー ビル(W.Bill)

W.ビルのスーツをお考えの方は 福岡天神・大名のオーダースーツ専門店 テーラーグレイス にお任せください。

 

ダブリュービルの歴史

1846年創業の歴史ある老舗マーチャントのダブリュービルは、カントリー生地の草分け的存在として知られています。イギリスのノースウエールズにある小さな店で、ツイードとウールを使ったブランケットを売ったのがその始まりです。別名「ウィリアム・ビル」とも呼ばれ、現在はロンドンサヴィルロウ近くのボンドストリートに本社を構えています。

1953年、ニュージーランドの冒険家エドモンド・ヒラリーが、人類初のエベレスト登頂に成功した時に着用していた生地もW.ビルのものでした。また世界的な芸術家パブロ・ピカソが愛用していたことでも知られています。
創業後、ツイードとカシミア製品メーカーとして実績を重ね、世界的にも有名なプレミア商品を扱う商社へと成長し、現在ではイギリス最大のマーチャントグループ「ハリソンズ・オブ・エジンンバラ」の傘下に入っています。

 

ダブリュービルの生地の特徴

W.ビルは、古き良き時代から受け継がれてきたイギリスのカントリー調デザインをベースにしながらも、決して田舎の猟師風にはならない、現代的なデザインを提供し続けています。派手ではない色味が多く、チェック、ヘリンボーン、無地のそれぞれに、細分化された種類や風合いがあり、その豊かなトーンが多くの人に支持されています。

特に現在ではタッタソール柄のコレクションを常時持っているのはW.ビルのみとなっています。
「タッタソール・チェック」は、単に「タッタソール」「乗馬格子」とも呼ばれています。明るい生成り地に青や黒などの2色のストライプが、たて・よこ交互に交差したシンプルなチェック柄。馬市場で鞍用毛布や競馬師たちのウエストコート(ベスト)に用いられていた格子柄をこう呼ぶようになりました。

 

 

W.ビルは、ドネガル、シェットランドなどのツイード生地や、バラエティーに富んだユニークなジャケット地の取扱いに定評があります。

「ドネガル(ドニゴール)ツイード」はアイルランド北西部のドニゴール州で産出されるアイリッシュツイードの代表格です。暖かく耐久性があり、ネップ(節)のある見た目が特徴です。長く着れば着るほど、その良さを感じることができます。
「シェットランドツイード」の原料のウールは、寒風吹き荒ぶ北海の荒波の近くで生息しているシェットランドシープです。その過酷な気候でも生活ができるよう、極めて柔軟でアルパカの毛のようにフカフカとボリュームがあるのが特徴。 その羊毛を使って作られるW.ビルのツイードは秋冬物のジャケットやコートに最適です。丁寧なメンテナンスを施せば、3世代に渡って受け継ぐことができるといわれているほど、丈夫でもあります。

 

福岡天神オーダースーツ専門店 Tailor Grace(テーラーグレイス)