福岡オーダースーツ専門店テーラーグレイスです。

テーラーグレイスのスーツとシャツは全て国内縫製です。

本日のブログはテーラーグレイスのスーツを作っている工場のことについて書きます。

 

日本の職人さんの技術を守る

テーラーグレイスのオーダースーツやオーダーシャツは日本の一流工場で作られています。

全て国内縫製にこだわっています。

ホンモノにこだわり、妥協せず良いモノを創る為です。

 

工場には自分の仕事に誇りを持ち、ベテランの職人たちが心を込めてスーツやシャツを作っています。

この道何十年の職人たちです。

スーツというのは機械が自動で作っているのではなく、職人たちが手作業で縫製しております。

私も始めて工場に行ったときは、思っていたよりも人間が手作業で作っていることに驚きました。

フルオーダーではないので、機械がある程度型に合わせて作ると思っていましたが、全然違いました。

 

一人一人の職人たちが一生懸命仕立ててくれます。

私はフィッターで採寸書という設計図を作るのが仕事なので、縫ったりはしません。

職人さんたちがいてこそ、テーラーグレイスのスーツは完成します。

 

安く作るのであれば海外縫製にします。

しかし当店は日本にこだわり、日本の職人や工場を微力ながら支えて、協業していきたいと思っています。

 

円安と賃上げの影響

円安が進み様々な物価が高騰しています。

これはスーツも例外ではありません。

服地はもちろんスーツの芯地やボタン・裏地などの付属品、運送費も上がり、原価が上がっています。

そこに賃上げが加われば、更に加工賃は上がるでしょう。

 

賃上げ自体は凄く良いことで、職人さん達に適正な価格はお支払いするべきだと思います。

しかし、海外縫製は賃上げの流れはあまり関係ないので、そこまで加工賃は上がらないかもしれません。

何が言いたいかというと、スーツの縫製は安い海外の工場に流れて、国内縫製は原価が上がり過ぎて、日本の工場でスーツを作れなくなる…

高級品は国内縫製でも大丈夫かもしれませんが、10万以下のものは価格が合わない為海外縫製…。

日本の職人や工場は仕事が激減し、最悪の場合閉鎖…。

現にコロナ前に比べ、日本の縫製工場がいくつも閉鎖しています。

 

海外縫製が悪い訳ではありません。

ヨーロッパのハイブランドもアジアで縫製していますし。

しかし日本の職人たちはせっかく良いモノを創るのに、利益が出ないからと海外に仕事が取られて残念な流れになっていると個人的には思います。

 

そういう意味でも日本の職人たちに仕事をお願いしたいと私は思っています。

正直この悪循環は止まる要素が見つかりません。

当店もボランティアではないので、利益は必要です。

いつか国内縫製を諦めないといけない日が来るのかもしれません。（その時の状況にならないと分かりませんが）

 

ただ今のところは国内縫製にこだわっていますし、辞める予定もありません。

テーラーグレイスのスーツを作ってくれている職人さんたちにも感謝しながら、一緒に日本のスーツを盛り上げていきたいと思います。

お客様もテーラーグレイスはもちろんですが、日本の技術ある職人さんたちをよろしくお願い致します。

 

ブログ筆者森田の詳細

 

 

 

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福岡大名オーダースーツ専門店　Tailor Grace（テーラーグレイス）

住所：福岡市中央区大名1-7-2

tel:092-707-3367

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