アメリカントラディショナル

アメリカントラディショナルについて解説します。

福岡天神オーダース専門店テーラーグレイスです。

 

アメリカントラディショナルとは

アメリカントラディショナル、「アメトラ」は大人のスポーティーなスタイルで、今の若い人には馴染みが薄いかもしれません。
「ブルックスブラザーズ」や「ラルフローレン」などといったブランドはご存じの方も多いと思いますが、スタイルとして取り入れている方は少ないかと思います。
特に50~60代の方はアメトラ世代だと思います。本日はそんなアメリカントラディショナルについてブログを書きたいと思います。

 

アメリカントラディショナルの歴史

 

アメリカントラディショナルは1950~1960年頃のアメリカの大学生を中心に流行した、クラシックスーツやジャケットを用いたカジュアルスタイルがベースとなっています。

「アメトラ」という名称でまとめたのは日本発祥で、厳密に言うとアイビールック、プレッピースタイル、ブリティッシュアメリカンなどと細かく分類することができます。

 

アメリカントラディショナルの代表的なブランド

1818年、ニューヨークで創業した老舗「ブルックスブラザーズ」は、現代のアメリカントラッドの基礎を生み出したブランドです。
工場で効率よく大量生産出来るよう誕生したサックスーツから始まり、ボタンダウンシャツ、アメリカンストライプタイなどの名品の数々を生み出しました。

 

アメリカントラディショナルの特徴

肩パッドを用いない「ナチュラルショルダー」、「三つ釦の段返り(第1ボタン部分が折り返すようになっていることで、実際は第2ボタンを留める仕様のこと)」、「三つの袖釦」が多いとされています。
襟の淵6~7ミリの所にミシンステッチがあるのも特徴で、端から少し離れてステッチがあることによって、よりカジュアルな印象を与えます。ポケットは外付けが多く、ジャケットのウエストラインはほとんど絞りを入れないボックスシルエットになっていて、ベントはフックベントが主流になっています。

 

アメリカントラディショナルの着こなし

 

定番アイテムを組み合わせることによって、アメトラの象徴的なスタイルが出来上がります。
冬場のアウターの定番はチェスターコートやピーコート、ダッフルコート。
もっともポピュラーなジャケットは、金ボタンの紺ブレ。
また、ノルディック柄やフェアアイル柄、アーガイル柄のセーターやカウチンセーター、カーディガンなども好んで用いられます。
ボトムスはチノパンで、夏場は膝丈のショートパンツも好まれます。
靴はモカシンやウィングチップ、ローファーなどが定番で、夏場ならデッキシューズも着用されます。

 

アメトラは基本的にカジュアルな着こなしが印象的なスタイルです。
実は若い方にも取り入れやすいスタイルですので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

今回はアメリカントラディショナルについての豆知識でした。

 

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