アームホール
アームホールについて解説していきます。
福岡天神オーダースーツ専門店テーラーグレイスです。
アームホールとは
「アームホール」とは、その名の通り腕の穴のことで「袖ぐり」とも言われ、身頃と袖を繋げる部分のことを指します。
アームホールの形や大きさによって腕を動かす際の機能性や着心地に影響があるので、その方の体格によってバランスの良い形と大きさを合わせていきます。
アームホールの大きさ
その時のスーツのトレンドによって、スーツ全体のシルエットと同じくアームホールの大きさも変わります。
かつて幅広のシルエットのスーツが流行した頃にはアームホールも大きく袖幅も太くなりました。
近年ではブリティッシュスタイルと呼ばれるようなクラシックなスーツ、タイトなスタイルも人気となっており、それに合わせてアームホールも小さくなってきています。
とはいえ既製品のスーツでは、あらゆる方が着られるように比較的大きめのアームホールとなっていることが多いようです。
では、アームホールを小さめにすることでどのようなメリットがあるのでしょうか?
アームホールを小さくするメリット
アームホールを小さくして肩の位置に合うようにすれば、肩から袖にかけてのシルエットがすっきりと格好良くなります。
また、見た目だけでなく着用感にも影響があります。アームホールが大きいと、腕を上げた際に身頃も引っ張られて腕を動かしにくくなります。
アームホールが小さければ身頃が引っ張られて突っ張ることもなく、腕を動かしやすくスーツのシルエットが崩れません。
仕事では腕を動かすことが多いですから、腕が動かしやすく着心地が良いことは疲れにくいというメリットにもなります。
このように、スーツを着用する方の体格に合ったアームホールにすることで、美しい着こなしと良い着心地が得られます。
今回はアームホールについての豆知識でした。
福岡オーダースーツ専門店Tailor Grace(テーラーグレイス