super○○‘s

super〇〇’sについて解説します。

福岡天神オーダースーツ専門店テーラーグレイスです。

 

super〇〇’sとは

スーツの生地を選ぶ際に、色や柄以外にも生地の品質も良い物を選びたいですよね。

その品質を見る際に、super○○’sという言葉を聞いたことがあるかもしれません。

super○○’s(○○には数字が入ります)というのは、羊毛の繊維(糸になる前の原料自体)の細さの単位です。

国際羊毛機構(IWTO)とザ・ウールマーク・カンパニーが基準を明確にして表示を統一させたものです。

例えばsuper100’sであれば原毛(刈り取ったままの羊毛)1kgから100㎞の長さの糸ができる品質という意味で、

数字が大きくなるほど細い繊維で糸を作れるということになります。

 

super○○’sは良い生地の判断に使えるのか

では、super○○’sの数字が大きいほど良い生地なのかというと単純にそれだけでは判断ができません。

この単位は繊維自体の細さの単位であり、その繊維が集まってできる糸の細さは番手という別の単位で表されます。

この番手という単位も、数字が大きいほど細い糸ということになります。

その他にも打ち込み本数といって1インチ四方の生地の中に織られている縦横の糸の本数もあり、

の打ち込み本数によって目の詰まり具合や生地の重さが変わってきます。

つまり、super○○’sの表示、糸の番手、打ち込み本数のバランスが良い生地であることが、

肌触りの良さや美しい光沢、程よい重さを兼ね備えた良い生地ということになります。

 

今回はsuper100sについての豆知識でした。

福岡オーダースーツ専門店Tailor Grace(テーラーグレイス)

 

Q:super〇〇’sとは何ですか?
A:super〇〇’sは、スーツ生地で使われる「羊毛の原毛の細さ」を示す単位です。国際羊毛機構(IWTO)やウールマーク・カンパニーによって基準化されており、「super120’s」や「super150’s」など、〇〇の数字が大きいほど原毛が細くなります。たとえばsuper100’sは原毛1kgから100km分の長さの糸が作れるほど細い品質を指します。

Q:super〇〇’sの数字が大きいほど生地は上質なのですか?
A:super〇〇’sはあくまで原毛の細さを示すため、高級感や光沢、柔らかさの目安となりますが、「高い数=絶対に良い生地」というわけではありません。生地品質には糸の細さ(番手)、織りの密度(打ち込み本数)なども関係し、バランス良く設計された生地が高品質とされています。

Q:super〇〇’sと番手・打ち込み本数の違いは?
A:super〇〇’sは「原毛(繊維)の細さ」を示し、番手は「糸そのものの細さ」を示す単位です。打ち込み本数は「生地1インチ四方に織られた糸の本数」で、生地の詰まり具合・重さや耐久性に関係します。“良い生地”はsuper〇〇’s、番手、打ち込み本数のバランスが取れていることがポイントです。