スーツのボタン

スーツのボタンについて解説します。

福岡天神オーダースーツ専門店テーラーグレイスです。

 

スーツのボタンについて

スーツのジャケットのボタンの付き方には、いくつかの種類があります。

一番下のボタンは外しておく、ということは聞くことも多いのではないかと思います。

今回は、スーツにどのようなボタンの種類があってどのボタンを留めるのが正しいのか、紹介していきます。

 

アンボタンマナー

まずはアンボタンマナーというものを紹介します。

中世ヨーロッパでは、ボタンは留める為よりも装飾性を高めるものとしての役割が大きくありました。

その名残があり、現在でもジャケットの一番下のボタンを外す(飾りとしてのボタンである)ことがマナーとされています。

一番下のボタンを閉めるとジャケットのシルエットが崩れてしまうこともあり、広く知られているマナーのようです。

ちなみに、ボタンは元々装飾目的であったという話については袖口のボタンも分かりやすい例です。

また、重ねボタンや本切羽などのデザインでおしゃれを楽しむことも可能です。

 

スーツのボタンの種類と留め方

・1つボタン

1つボタンは、最もフォーマルなモーニングやタキシードに見られるボタンです。

ここではボタンはしっかり留めて着席する時も留めたままにします。

 

・2つボタン

2つボタンは最もメジャーなボタンの数です。上のボタンだけ留めて下のボタンは飾りと考え外しておきます。

着席時はボタンを外して、スーツに皺が入らないようにします。

 

・3つボタン

3つボタンは、上と真ん中のボタンを留めて下のボタンは外します。

ただし、3つボタン段帰り(襟の織りかえった部分の裏に一番上のボタンが隠れている)デザインの場合は真ん中のボタンのみを留めます。

 

・ダブルブレステッド(ダブルスーツ)の場合

6つボタンは真ん中1つまたは真ん中と下のボタンを留めます。

4つボタンは上下とも留めるまたは上のみ留めます。

ダブルのスーツの場合は、着席時もボタンは留めたままにします。

 

 

今回はスーツのボタンついての豆知識でした。

福岡オーダースーツ専門店Tailor Grace(テーラーグレイス)